[八] ジャック・インザパンドラ

内容

  • パンドラの箱を開けた少年と、その影響でその少年からしか精気を奪えなくなってしまった淫魔の話とか
  • ショタを襲うことに抵抗のある淫魔のお姉さんとか描きたいし
  • 今回は今までとは別系統で、スーパー系で。
  • 本筋は、「ヘタレ淫魔と、素直ショタ時々いぢわるイケメン」のラブストーリーで。
  • 第六百二十回「いやー、新PC買ったのですが」

    概要(ストーリーラインではなく、MOE要素)
    名無しのジャックはショタである!(重要) しかも、国際組織の裏組織に重要視されている、ショタである!
     サーキュレットは淫魔である! 妹のノイエンも同じく淫魔であり、現世に召喚された身である!!

     サッきゅんは淫魔でありながら、ジャックまたは妹からしか精を得られない! これは召喚方法に由来し、ジャックを付けねらう理由である!
     だが、ジャックはショタなので、精が貪れない!!(超々重要)

     ジャックはネクロチャンターである! ネクロチャントとはネクロマンスとエンチャントの造語で、本来のネクロマンスは「降霊」、エンチャントとは「魔法をかける、加護をかける」という意味だが、それが合わさると霊の加護をかけることになる。
     ここまではイタコだが、加えてロボ(と自分半々)に霊を憑依させるため、その能力を顕現させ大いに奮うことでその霊にとっても満足が得られるシステムとなっている。

     そして。
     ジャックが得意とする(というか、ほぼ固定の)憑依は、「ジッャク・ザ・リッパー」と「ジャック・オ・ランタン」。
     斬撃と炎のコラボレーション、且つ、リッパーのRとランタンのLでバランスがいい。素敵。

     憑依時は性格も変わり、リッパー憑依時は「青年に成長したジャック」、ランタン時は「いたずら好き」が付加される。

     さて。ここからが本題で。
     サッきゅん(姉)は直接はジャックから精が得られないわけだが、ショタッ子ジャック(@ノーマル)からは充分な精が奪えない。(性欲に比例)
     そこで!
     サッきゅんは、ジャッくんを挑発し、リッパーを引き出して、その状態で精を得ようとするわけだ。
     が。
     行き過ぎると、ランタンまで出てきて、「いたずら好きの青年」ジャックとなってしまい、逆に手籠めにされてしまうわけだよ!! しかも見た目ショタっ子に!!(重傷)
     しかも、しかもだよ!! サッきゅん、結構常識的だから、年端も行かない子に手を出すこととかすっごい罪悪感あったりして、でも、背に腹は代えられないから、心の中では懺悔しつつ、でも淫魔のプライドもあるからちょっとSッ気だしてみたりするんだけど、何だかんだで素のジャッくんが許してくれたりなんだりするから、なんだか胸がキュンキュンしてダメだこれーッ状態だとかーッ!!(最重要)

     あ、ちなみに妹は基本横でニヤニヤしていますが、ちょっと当てられてラスボス化します。
     まー、最後はハッピーエンドで。

     あと。

     サッきゅんはジャックの持つ「パンドラの箱の鍵」を奪い、魔界との通路を作ろうとしています。
     が。
     ジャックはそれを持っているとも持っていないとも言いません。
     キーワードは「パンドラの瓶の蓋」で、それをどうするか、というのが、物語の流れになるのかなぁ……と。
     そもそもは、「パンドラの箱を開けたのがジャック」で「そこに居合わせたのがサキュ」という前提。

  • 第六百二十三回「夏らしくなってきましたねー」

    話の核心
     ジャックに謎の人格「M・J(ミスター・ジョーカー)」が憑依。
    J「さぁて、と、だ。なんだオメェ、まぁだ”パンドラの箱の鍵”なんてあると思ってるのか?」
    J「けったいな話だ。いいか? パンドラの女の話。アレのラストは『最後に残っていたのは、希望でした』だ。いいか、なぁ、おい」
    サキュ「希望……の、光?」
    J「Goodだ。話が通じてきたな。希望の光が、見えたんだ。じゃあ、だ。なぁ。その光は、”どこから差し込んできた?”」
     サーキュレットは考えるように、しかし否定するように視線をそらして答えた。
    サキュ「外……、箱の……そ、と」
    J「箱じゃない。甕だ。かめ。だってよ。なぁ。”箱だったら、鍵穴は外にあるはず”だろ? なんで、”内側にある”んだよ。なぁ?」
     そこまで聞いて、ノイエンは薄く苦い顔をした。
    J「まぁ、俺は”ジョーカー”だ。話半分に聞いてくれ。――そう、ここまでで半分だ」

     で、ここで一旦区切って。

    J「もう半分。それが見ての通り、だ」
     開いた空間の奥。そこには”何もなかった”。
    J「お前たち――いいや、サーキュレット。あんたの恋焦がれた”魔界”の正体だよ」
    J「”何にでもなれる、なんでもないもの”」
    J「それで埋め尽くされた世界。パンドラの甕の外。この世界の外側だ」
    J「完全物質。賢者の石。オリジン・ロー。なんとでも言っていい。この世界は、そんな海に浮かんだ、木漏れ陽程度の存在なわけだ」
    J「これで”全部”」
    J「――いや、もう一つあったな。この”名無し”について」
    J「とは言え、サーキュレット・サキュバス。君についてはこれですべてだ。俺の冗談みたいな話に付き合ってくれてありがとよ」
    J「だけど。なぁ?」
    サキュ「冗談じゃ……ない」
    J「わかってんじゃねぇか。じゃあな、あばよ。”魔界”で逢おうぜ」

    第六百二十三回「夏らしくなってきましたねー」

     サーキュレットの望んだ「魔界への帰還」ですが、そもそもサキュの思うような魔界というものはなかった、という話ですね。

     M・J(Midでもいいのですが個人的には”真ん中の”ジョーカーとかいいかなぁ、と)の話だと作中の世界が特殊に見えますが、実際は幾多の世界が存在して、そして”魔界”へと還っています。

     中には、本当に闇に呑まれる形で滅亡した世界や、緩やかに沈んだ世界もあったりと。

     で。

     名無しのジャックは、それらの世界の生き残りであり、魔界とその世界の境界線なのですね。
     パンドラの蓋が開いた時、それを行ったのは名無しのジャックの母にあたる人物なのですが、彼女は”何にでもなれる、なんでもないもの”になってしまい消失しています。代わりに現世に生まれたのが「名無しのジャック」。
     ゆえに彼は特別なのですね。

     あとは、サキュとノイエンが「どう生まれたか」なのですが……ちょっとまだ詰めが足りないので、この辺で打ち切りましょう。

     でも多分、この辺は作中の裏設定となるので……どうなのかな、と。
     名無しのジャックも、たぶん「名を奪われた元の少年」が居るだろうし、
     サキュも、「淫魔となる前の女性」が居るはずだし。
     ノイエンだけが、純粋に「名前を付けられた、なんでもない存在」だったんだろうなぁ、と。

  • 第六百二十六回「花火の日でござる」

     あ、そうそう。ジャック・イン・ザ・パンドラ。
     初期の物語は、ジャックが発生した怪異をあるべきところへ還す物語で。
     負けそうになると怪異は巨大化するので、ロボで対抗。その際、不思議時空へ突入。で。

  • 第六百四十二回「色々と直前に~」

     あと、ナッシングワンの象徴の台詞は、またちょっと変えた方がいいかもなー、と。

    少女(?)の声『あなたはだぁれ?』
    少女(?)の声『あなたはなぁに?』
    少女(?)の声『じゃあ、力を貸してあげる』
    少女(?)の声『じゃあ”私たち”は――なぁに?』

     それぞれ段階があり、
    1.少女(?)の声『あなたはだぁれ?』
     この段階では被害者も「な、何もんだてめぇ」的な反応。
     その後物語が進み、被害者が嘆いたりテンション上がりまくってる時に、
    2a.少女(?)の声『あなたはなぁに?』
     と問うて、被害者がノリノリで「俺は負け犬だ」とか「俺は勝利者だ」などとほざくと、フラグ確定。
    2b.少女(?)の声『じゃあ、力を貸してあげる』
     で、それにまつわる力を与えて、被害者を一旦救う。
     そしてその絶頂期に、
    3.少女(?)の声『じゃあ”私たち”は――なぁに?』
     として一体化を望む。と。なんにでもなれるなんでもないもの、ナッシングワンは、自分たちを定義する者を媒介に、現実化するのですね。

     ……まだちょっとしっくりこないな。一話くらい書けば変わるかな……。

  • 第六百四十四回「じゃっくんパイロット版」

     ちなみにこの世界、ナッシングワンの海に浮かんでいる例外の世界(過去に存在した世界をナッシングワンが再現してるようなもの)なので、ナッシングワンによって起きた事件などは解決後に調整されたりもします。今回もそんな感じですね。

     さて、問題は本編だけど……サキュ達、死んだら再生されちゃうけど、その再生に記憶も残ってるのか……どうなのか。
     ここまで行くと、話がぷそ研に似てきちゃうから……どうなんだろうかなぁ……と。

  • 第六百四十七回「年末に御座る」

     突然ですが、ジャック in the パンドラは、「じゃっく・いんま・ぱんどら」とかのほうがいいのかなー、とか。というか淫魔押ししないと……。

     ちなみに、じゃっくんが淫魔にわたわたするのではなく、淫魔がじゃっくんにわたわたする話。
     パイロット版? あれはじゃっくんの平日で、淫魔出てきてからが本番です。(どやあ)

     たぶん、サキュが半裸で現れても、
    ジャック「はいはい。未成年いるんですから、前閉じてください」
    サキュ「ふ、ふあ!? お、おぱ、おぱーにさ、さわわわー!?」
    ジッャク「ほら暴れない。(乳掴んで)こうして、(前閉じて)こう、と」
    サキュ「あ、扱い雑ーッ!! 乱暴! 乱暴ですわーッ!!」
    ノイ「姉さんが乱暴されて悦んでる……」
    サキュ「悦んでませんわよーッ!?」
     とかなんとか。

     サキュ総受け……。

  • 第七百六十八回「プクゾ2ですってよー」

     ジャック・インザパンドラ。

     ジョーカーの扱い、というか出番が明確ではなかったので。
     ちなみに、帽子とかの衣装が黒赤(もしくは黒青)になったりするかもとは思うのですが、それだとロキとかぶるのでどうしようかなー、と言う感じです。

     ナッシングワン研究者に対して。
    J「まぁ、アンタは結構いいところまで近づいた。だから“特別”だ」
    J「そう。例えるならビデオゲームみたいなものだよ。クリア済み。いつからでもゲームを再開できる。でもフルコンプ済みだ。……さて、このゲーム、どうしような」
    J「“何にでもなれる何でもないもの”の正体はそれさ。捨てられない思い出のゲームだ」
    J「そして、それを時々、思い出したかのようにプレイする。例えば初めから。例えばラスボス戦だけ」
    J「だがまぁ、一つだけあんたは勘違いしていた。ナッシングワン化は人に起きる。それが最大の間違いだ」
    J「そう。人ではなく、世界。これで半分。そしてここまでいえば自然ともう半分は導き出されるわけだ」
    J「なぁ、それでもこのナッシングワン化した世界で、人のナッシングワン化を止めたいかい?」
    J「ナッシングワン化は世界に起きた。もうすでに、世界はナッシングワンの海に落ちているんだ」
    J「悪いジョークに聞こえるだろう? 言えばいいよ、冗談じゃない、ってね」
    J「ああ、そう。言ったろ? “特別”だ、って。“この話”はこれでおしまいだよ」

     初回はここで突然その話自体が終わり。

     二回目の登場は、サキュに魔界の存在の真実を告げる役目。

     その後の登場があるなら、ナッシングワンの申し子達が、関わり合うことでどういうことが起きるか、という解説でしょうか。

     んー、レアキャラだ。

  • 第七百六十九回「あたってました」

     ジャックのEDは、きっと
    ・乙女チックな恋愛曲で
    ・パステルカラーの背景で
    ・デフォルメサキュが
    ・ナイフの刺さったカボチャを不満げに蹴り転がす
     そんな画だと思います。

     途中一枚絵のカットインがあってノイが追加。
     いつの間にやらジャックも後ろからついてきて。
     最後の一枚絵で、たぶんジャックが追いついてほっぺちゅーでしょう。
     あ、ハートか星でちゅーしてるところは隠す感じで。

     ……サキュ死なないかしらこれ。

キャラクター

AAA=Jack//名無しのジャック

  • 主人公
  • 第六百四十二回「色々と直前に~」

     じゃっくんのテーマ曲について。

     いや、基本処刑用BGMとなるので、それ前提に考えると。
    出だしは指パッチンのような音ひとつ。
    一拍おいて軽快なトランペットのメロディ。
    印象としては、ルパン三世のテーマやカウボーイビバップのOP、バッカーノ!!のOPとか。
    途中、ビートの中に指パッチン音や、壁ドン音が混ざりはじめて。
    ・祭り騒ぎのように盛り上がってエンド。
     と。
     ちなみに、指パッチンや壁ドンはラップ音というイメージで。
     タイトルは『NightLife PolterGeist.』。長いのでナイトライフだけでもいいかも。

     ……んー。
     ボカロとか買ってくれば、音源とかも入ってるのかなぁ……。

  • 第六百二十七回「盆休みー」

     ちなみに、切り裂きジャックの正体は現在でも不明ですが、一時期女性ではないか、とも言われていました。ジャックに対するジル、日本でいう太郎と花子で、切り裂きジルとも。
     そんなわけで、ウチの切り裂きジャックはオネエです。

台詞

「だって……あなたを失うのが嫌だから……なんて、自分勝手な理屈を言えるわけないじゃないですか」

サキュバス姉妹を帰さない理由を聞かれて。

「喚起。この世に散った偉大な弱き欠片たち。汝を成すため器を与えよう。弱き者、汝の名は――”切り裂きジャック”!」

「喚起!! もっとも有名なシリアルキラー。娼婦だけを狙い、今なお謎と共に語り継がれる刃霊――弱き者、汝の名は“ジャック・ザ・リッパー”!!」

「――喚起!!」
「僕の半身。僕の力。――世界の裏から我の元へ……」
「出でよ! ツヴァルシェント!!」

偉霊憑依の際の文言。

「ジッャク……オン」

「ジッャク――オンッ」

名無しのジャックに別の人格が憑依する。

「ジッャク……オフ」

名無しのジャックになる。

「どこにでもいる、どこかのだれか……では味気ないので、そうですね」
「名無しの権兵衛……いえ、カッコをつけて、AAA=Jack――名無しのジャックとでも名乗りましょうか」

何者かと尋ねられて。

「ああ――、そうか」
「すまない。目が覚めた」
「僕もやはり、欲深だね。――だって、来世でまた会えるというのに、たった一瞬の、この一生ですら、君を失いたくないと、やはりそう思ってしまったんだから」

自らの諦念をツヴァルシェントに諭されて、サキュバスへの気持ちに気づく。

「こんなものは僕の望んだ姿じゃない」
「どうせまた会えるからと。どうせまた生まれて死ぬのだと。そんなことで本当の想いを闇に沈ませる僕らじゃない!」
「その“泣き顔”を砕いて君を取り戻すッ!」
「だから――、僕が笑顔を取り戻すから、泣いててもいいからこっちへおいで。サキュ。僕の愛しい人」

サキュバスへの愛の囁き。

「あなたが居る限り、僕は無敵です」
「なぜなら僕は、君の王子様だからっ。そして――」
「喚起!! 歴史に名を残さず、しかし次代の確かな礎たちっ。どこかの誰かの、一番大切な、最愛のヒーロー」
「弱き者――汝の名は“名もなき霊”。だから、力を貸してくれ。僕ら名無しのジャックたち!!」

偉霊憑依。無数の人魂は、ジャックとサキュバスを祝福する。


機体

ツヴァルシェント

  • ロボ
  • 第六百二十回「いやー、新PC買ったのですが」

     ツヴァルシェントは比較的スーパー系ロボ。ゴツイ魔法系。
     通常時には右手にはヘビーアームズのようなナイフ(ジャックナイフ)、左手には炎のような意匠のカギ爪。
     ネクロチャント時にはそれらがシャキーンドワーッてなかんじで。

  • 第六百二十二回「七夕なのですがー」

     ツヴァルシェント。
     チャットでぞのさんがツヴァル描いてくれたので、そのインスピで。
     というか、いま掲示板確認したら、色なしVer.が上がっていますなー。
     見てのとおりの「灰色」です。イメージは中世騎士の鎧。

     腹は「空間」で、灯がともる感じで。顔は「無貌」。
     腰にブレードっぽいのが見えますが、見方によってはかぼちゃのようになればなぁ、とか。それじゃかっこ悪いかなぁ、といった感じで。

     デザイン的な詳細詰められない人間なので、こんな絵ですが、アイテム的には掲示板のぞのさんの絵で正解かと。あとは、太さと「冥界っぽさ」で書き手によって変わる感じでしょうかー。

  • 第六百九十二回「レス込みですー」

     ちなみにツヴァル、描くたび形状変わってますが、まぁ、ホラアレです。ほぼ決まってないです。(笑)
     なんとなく決まってるのは、間接は繋がってなくて、その間はもやもやした闇のようなものが出てるイメージです。もやはNothingOneそのもののイメージで。

     その他は、しゃきーんどわーって感じで一つ。

  • 第七百四十四回「ゆったりとー」

     ツヴァルシェントの頭部。
     Shade久しぶりです。

     目は左右で形状が違う……というより、右目がリッパー寄りで左目がランタン寄りです。

     顔部分に「闇」を発生させるためにパーティクルフィジックス使ってるのですが、こちらは表現的には合ってるかと。
     頭の炎は要研究。もっと「ぼわっ」とした炎を研究しないと……。

  • 第七百四十八回「タブレット新調」

     ツヴァル進捗。

     向かって右のシャキーンがちょっとトロっとしているのは、炎で解けたイメージ。


敵キャラクター

  • 第六百三十四回「PSO2とGジェネ」

     あ、そうそう。
     ジャック・インザパンドラですが、設定の追加というかなんというか。

     サキュバス姉妹は「向こう側の世界」に帰りたがっています。ここは今まで通り。
     で、向こう側なのですが、それは「何にでもなれるなんでもないもの」で満たされた、何もない世界なわけです。
     要するに、「無に帰りたい」と。

     当人たちにとっては、単純作業やってる社員のつもりが、突然300人クラスの社長にされてしまったようなもので。
     ただ存在してるだけでよかった。

     そんな彼女らは、しかしこっち側の世界に存在してしまい、また、定義されてしまったために死ぬことでは「あの世」へ行けず、また復活してしまいます。

     そこで、ネクロチャンターであるAAA=ジャックに、召喚の逆、帰還のためのゲートを開いてもらおうとしている。というわけで。

     ん? じゃっくんが彼女らを帰還させない理由? ……言わせんなよ。(イケメンボイス)

     というわけで。サキュバス姉妹(特に姉)は力づくでじゃっくんにゲートを開かせようとします。そのために、NotingOne使ったり。

     じゃっくんの基本は、自然発生したNotingOneの帰還がお仕事ですけどね。

    サキュ「なんで、私たちだけ帰してくれないのッ!?」
    ジャック「だって……あなたを失うのが嫌だから……なんて、自分勝手な理屈を言えるわけないじゃないですか」

     ひゅーひゅーっ。

サーキュレット・サキュバス

  • 通称:サキュ
  • ヒロイン(兼ライバル)

ノイエン・サキュバス

  • 通称:ノイ
  • ラスボス
  • 妹バスこと、ノイエン・サキュバスさん。天然食虫花。
  • 第六百二十五回「商人のアレ」

     ああそうそう。艶王鬼。やっぱり髪の毛はピンクだったか。ノイエンもピンクだ。

     多分この二人はエロ同士手を組みますねー。人間じゃないし。
     ノイエンは「エロくないエロイ人」かなー、と。なんというか、「露出もしない」「エロイことも言わない」「だけど、このヒト絶対エロイよね」というタイプ。弱い弱い女の子というか、女の武器の塊というか。そんな風に今後キャラ付けできればいいなぁ、と。
     逆にサキュの方は、エロを理解してないけどエロエロ言ってるタイプで。表面上のエロ。


敵機体

ポルノマリス

  • 第六百四十一回「なんだかんだと色々とー」

     ジャックinパンドラのサキュバス姉妹のロボ・ポルノマリス。

     掲示板にアップしたのでその時に解説も書いたので、まぁそんなところかと。
     たぶん後期型はポルノマリス・アビス。

  • [325]ポルノマリス

    絵チャではもっと人型していませんでしたが、サキュバス姉妹の乗機・ポルノマリス(仮)さん。

    実体は妹バスで、能力の全てをこの姿をとる事に使っているため、姉バスが操る必要がある。のかなぁ、と。
    ちなみに内部は全裸で後ろから妹が局部を隠す形で抱きしめてる感じで。目は基本つむってる。

    武装としては、自在に変幻する光翼による斬撃が基本。もちろん謎ビームも謎の空間から射出可能。
    脚は開くと中に触手がびっしりで、ぐぱぁ、ばくんっとやってから、エネルギーを吸い取る。
    他にもたぶん気持ち悪いギミックがあると思うけど、基本はその辺かなー、と。


ゴーレム

  • 第六百二十回「いやー、新PC買ったのですが」

     淫魔姉妹はゴーレム(精霊)駆動法儀典を利用してゴーレムを生成します。
     運良く上位の精霊がその土地に居れば上級が出せますが、出せない場合は妹が精霊の代わりをします。……エログロの触手ロボに。
     性能ダウン攻撃が豊富で、弱らせてエロいことに持ち込むタイプ。

その他人物・機体

妖刀・恩切編

羽田定氏


大野井モコ

NotingOne

  • 第六百二十七回「盆休みー」

     ジャック・イン・ザ・パンドラ。

     じゃっくんを、どういうキャラにするか今一つ迷ってる最中ですが、中盤のシチュエーションなどを。

     前提。
     これまで戦ってきた怪魔の正体は、「ナッシングワン」。外界の「何にでもなれる、なんでもないもの」。
     それらが、人間の願望によって形を得たものだった。

     ナッシングワンに願望を叶えられた人間は、最終的には望みをすべて奪われナッシングワンとなってしまう。

     そんな被害者の一人に。

    AAA「その力を受け入れることは、過去のあなたへの冒涜だ」
    青年「……そうだな」
    AAA「守りたいと、思ったのでしょう。そのために、努力をしてきたのでしょう。――いま、その力を受け入れることは、その努力の否定です」
    青年「ああ」
    AAA「……犠牲に、なるつもりですか」
    青年「もう、決めた事だ」
    N-O『汝は何を望むや? 我は誰ぞ……』
    青年「其の名は――”独善”。俺の――俺たちの、力だ!!」
    N-O『汝が望み――今叶えん』

     という感じで。ちょっと背景薄いので伝わりにくいですが、自分メモという感じで。
     感覚的には、ペルソナシリーズの、「汝は我、我は汝」とか「我は影、真なる我」と同じノリで。

  • 第六百二十七回「盆休みー」

     N-O(ナッシングワン)の段階としては、
    N-O1:第一段階。漠然とした望み、願望。ザコ敵。
    N-O2:第二段階。特定の誰かの願望の具現化。特徴はあるがまだ弱い。
    N-O3:第三段階。特定の誰かを取り込んだ状態。問いに答えられなかった者がなる姿。ある意味暴走体。
    N-O4:第四段階。特定の誰かの望みを叶え、その者の力となった状態。完全体とも言えるが、人間らしい社会通念や道徳規範はなくなり、自ら宣言したその存在へと順次変貌していく。
     となります。
     今回はN-O4のサンプル。この後彼は、自らの守るべきものを守るため、自分自身を「偽善」と定義し、名無しのジャックと戦うこととなります。

     そして。
     ジャックも偉霊憑依(ネクロチャント)の際に、同様のことを行います。
    AAA「喚起。この世に散った偉大な弱き欠片たち。汝を成すため器を与えよう。弱き者、汝の名は――”切り裂きジャック”!」
     そして力ずくで解決、と。@ビッグ・オー方式

     なお、戦闘時は乗り込むわけではなく、自分の足元に魔方陣を描いて、その中で意思の力で操作します。
     本来の召喚の作法を同様に、「召喚したものから危害を与えられないように」、魔方陣の内側に居るのですね。んで、魔方陣の中にいれば外界からの攻撃は通らなくなります。代わりに、ツヴァルがダメージ受けるとダメージ。

  • 第六百九十五回「社員旅行で事故りましたー」

     あ、そうそう。ナッシングワンのついでの話。

     ナッシングワン化が「はたから見ると突然」という話があったと思うので、ちょっと補足します。

     ナッシングワンになる、ということは、「どこかのだれか」になるということです。誰である、ということを放棄するため、最終的には、何ものにも認識できない「何にでもなれる、なんでもないもの」となるのですが、作中での変貌も、その階段を上がっていることになります。
     つまり、存在が希薄になるのですね。正確には、認知できなくなる、という感じですが。

     ナッシングワン化した瞬間に、周囲に人が居た場合、「当事者」はその変化に気付きますが、「その他大勢」は変化に気づきません。アハ体験のようなものです。
     何らかの形で、その事件の「当事者」にならない限り、その他の人たちは「何でもない日々」を過ごす、ということです。
     逆に、巻き込まれた限りは、「何でもない」から逸脱します。

     そんなこんなで、ジャックのような「人外」でもない限り、ナッシングワン化に気付きもしない感じですね。

  • 第六百九十五回「社員旅行で事故りましたー」

     他。

     ナッシングワンの起こりに関してなのですが。

    ・世界はすべて、ナッシングワンになってしまいました。

     だと、バッドエンドに見えますが、ちょっと補足を、と。

     かつての人類か、人外の何かが、「願いを叶える何か」を作りました。
     それは、次々に人々の願いを叶えていきました。
     その過程で、人だけでなく、無機物も願いを持てたらいいと考える者も現れ、そのようになっていきました。

     さて。その願いを叶えてもらった人々。
     例えば「病気を治したい」と願った人。
     その次に願ったのは、何でしょうか。
     その次は。その次の次は?

     そして、願いを叶えきったしまったら。

     あるものは全てを手に入れ満足し「もういいや」と考え、存在を放棄するかもしれません。
     あるものは全てを手に入れ虚しくなり「願いが欲しい」と望むのかもしれません。

     他者と比較して嫉妬し「他人になりたい」と思うかもしれないし、
     かつてを思い出し「何もなかった時の方がよかった」と思うのかもしれません。
     中には、「願いを奪われた」と思う人もいるでしょう。

     それでも。

     「すべての願いを叶えられる」という状況は、手放したくない。
     ならば、「なにものにもなれるけど、なにものにもならなければいい」。

     そうして安定した状態が、「何にでもなれるなんでもないもの」、つまり、NothingOneという状態です。

     本来は、その状態をNothingOneと言うのですが、世界の全てがそうなってしまった現在、「何か」から元の姿に戻ろうとしているものを、ナッシングワン化、あるいはナッシングワン、と呼ぶわけです。

     ちなみに、NothingOneの海で再生されている世界ですが、逆に考えると、我々の世界に前に、元素やエネルギーでは作られていなかった世界があって、その世界は何か不具合があって、現在の元素やエネルギーの世界が作られている……と仮定すると、それぞれの世界の住人に、価値の違いは何もないかと思います。
     できてるものが違うだけ。

     まー、そんな世界ですよー、と。
     一気に「パシャ」っとNothingOneになったわけではなくて、長い長い年月をかけて一人一人、一つ一つの願いが全部叶った状態(叶えられる状態)になったのが、NothingOneの海なのですね。

     さらに言えば、今までは、そういう設定を元に物語を描きがちでしたが、今回は「ラブコメ」なので、本論ではないですよー、ということで。

  • 第七百三十六回「まー色々とー」

     そうそう。

     ぷそ研の流体とナッシングワンの、それぞれの「死者の復活」の違いに関して。

     ナッシングワンは、無条件で復活させます。その後、いくら不具合が起きようとも、不具合の数だけ「願い」を叶えて、原型が無くなって願いが消滅するまで願いを叶え続けます。

     流体の場合、死者が純粋な人間であった場合は、「その人物に見えるものを再現」することしかできません。死んだのが流体人であった場合は、「死者は復活しない、ということを学習しているので、復活させない」という事になっています。
     そもそも、流体人というものは巨大な環境流体がその中で個を再現しているだけなので、死の概念自体が希薄なのですね。

     そんな話しをふと思ったのですが、別に誰も得しない話なので、まぁ別にいいかなぁ、と。

  • 第七百八十七回「ごった煮感」

     ちょっとした計算。
     あ、ナッシングワンの世界に至るまでの話です。

    ・ユガ 432万年

    ・生命が生まれてから現在まで 34億年

    ・弥勒菩薩の降臨 56億7000万年

    ・太陽の一生 122億年

    ・宇宙から恒星がなくなる時間 100兆年

    ・ブラフマーの寿命 311兆400億年

    ・すべての物質が液体としてふるまう時間 10不可思議年 (3.15*10^72)

    ・宇宙の再構成が起こる平均時間 10^10^56年

    ・宇宙のすべての物質が元の位置に戻る 10^10^10^10^10^1.1年

     ……計算しようと思ったのですが、やめます。

     一応、「森羅万象がNothingOne化する」のが「すべての物質が液体としてふるまう時間」と大体同じかなと。
     ただ、すべてのものの全ての望みを叶えた結果が「NothingOneの海」なので、まだこの時点では海と化していません。

     一つの望みを叶えてから、大抵「今のなし」とか「ちょっと違う望み」とかが出てくるので、主観としてはもう一回というか幾度となく人生やり直すわけですが、これは実際には「宇宙の”限定的な一部の物質”が元の位置に戻る」わけで。
     自然に任せて「宇宙のすべての物質が元の位置に戻る」のが10^10^10^10^10^1.1年なので、それよりだいぶ短い時間で行えるはずです。が、まぁ似たようなものでしょう。

     というわけで、「10^10^10^10^10^1.1年」×「全てのものの全ての望み」だけの年数経ったのが、「NothingOneの海」の状態かな、と。

     ただ、この「全てのものの全ての望み」も、「全てのもの」が本当に森羅万象、無機物や概念に至るまですべて「望み」というものが持てる状態になったのがNothingOne化する、ということなので、またこの計算だけでも面倒くさい話に……。
     「全ての望み」に関しても、どうカウントするか。ひとつのものに一個の望みではなく、望んだすべてを叶えるわけで……。さらに「他人になりたい」系の望みだったら余計面倒に。この時には加重平均か何かにするべきなのかどうなのか、とか。

     まぁ、そんなくらい未来の世界の話です。

NothingOneAlice

  • 第六百八十七回「もう10月ですよー」

     アイデアパスにも先に投稿しちゃいましたが。まぁ基本同じものです。
     ジャックインザ・パンドラの説明ですねー。

     えー、と。先週のチャットでちょっと話があったので、解説。
     元は、「サキュはNothingOneなのですか。淫魔なのですか」「NothingOneの目的はなんですか」だったと思うのですが、改めてこちらで。

     というか、前回の回答だと、語弊があるかもなー、というところがあったので。

     まず、サキュから言えば「N-Oであり、淫魔です」というような回答をしたと思うのですが、これ、他のN-O化した人間とは違うのですね。
     他のN-O化した人間は、「その世界で人間だったものが、N-O化した」もので、サキュやノイ、ジャックなどは「元はその世界におらず、NothingOneが作り出した」です。

     言葉の定義をちゃんとやってこなかったのが悪いのですが、「NothingOneの申し子」が後者です。
     サキュに関しては、かつての世界でジャックとかかわってサキュとして生まれましたが、以降、世界が消えて、生まれても、またジャックとかかわり続けています。
     淫魔としての属性は、その際のどこかで定着したものです。

     この世界に関する「淫魔」であったり「怪異」というものの位置づけは、「NothingOneの海」の世界の中で「実在しなかったもの」もおまけで再生している、というものです。

     この辺、世界をマクロでみた場合とミクロで見た場合で違うのですが、
    「マクロで見れば、世界全てはNothingOneで作られているので、すべてN-O」
    「ミクロで見れば、サキュは人間ではなく、淫魔として認められているので淫魔」
     ということになります。

     ……余計ややこしくなったか。まぁいいか。
     とにかく、「核となった人間がいるわけではない」のが、他のN-O化した人間との違いです。

  • 第六百八十七回「もう10月ですよー」

     次。たぶん先にこちらを説明したほうが上のイメージ掴みやすいと思うのですが、あの世界がどんな世界か、という説明です。

    1.超未来で、全ての生物や物質は願いを叶えられる、何にでもなれる世界となった。
    2.全ての願いを叶えたので、「自分」である必要がなくなった。
    3.世界全てが平均化し、世界を構成するすべてが同じものになった。
    4.それが「何にでもなれるなんでもないもの」NothingOneの起こり。
    5.世界を満たすNothingOneの海は、時々うねって、「過去」を再生する。
    6.それはNothingOneの海の見る夢のようで、10秒で消えたり百万年続いたりまちまち。
    7.再生順も、あちらで現代が再生されていたり、こちらで過去が再生されていたり。
    8.その一つ一つが、ジャックたちのいる世界。

     です。
     夢とは言いますが、我々の世界と同じような物理現象で基本再現されるので、中の当人たちにとっては現実そのものですね。

     これが「広義のNothingOne」と言っていたものです。

     次、「狭義のNothingOne」、すなわち、人間のN-O化についてなのですが、これが先の「NothingOneの目的ってなんですか」に当たると思います。

     この世界は、根本的にNothingOneで構成されているので、「願えばかなう」要素を持っています。それが「過去の再生」により、一時的に抑制されているわけです。
     ただ、やっぱり根本はNothingOneなので「1.超未来で、全ての生物や物質は願いを叶えられる、何にでもなれる世界となった。」とあるように、「願いを叶える」のが基本なのです。
     そして、そうなったもののイメージとして現れるのが、時々現れる少女です。
     名前を付ける気はなかったのですが、NothingOneの少女とかAliceとか、つけるならその辺になると思います。

     んで。

     完全にN-O化すると、自分自身の望みが、すべて叶えられてしまいます。
     そうなると、「自分」のやることがなくなり、「何にでもなれるなんでもないもの」NothingOneとなってしまう。という流れです。

     それで幸せになれる場合は、それで終わりですし、ジャックも現れません。

     ジャックが現れるのは、それを良しとしない者の元です。

     これが「NothingOneの目的ってなんですか」の回答かなぁ、と思います。
     まとめると、「特に目的はないけど、しいて言えば願いを叶えること。ただ、やりすぎるのでジャックが居る」。

     夢オチとして、リセットのようなものが起こるのも、NothingOneが整合性をとったからですね。

     ちなみに、付随設定として、こういったN-O化する人が多くなると、当然世界の性質が「NothingOneの海」に近くなります。なので、「NothingOneの海」と同化するのも早まる、ということですね。

  • 第六百八十七回「もう10月ですよー」

     さて、ついでなので、ジャック達について。

     上記のような世界観なので、ジャックは「必要なときに現れる」存在です。誰も見ていないときは、存在していない。でも、あたかも存在していたようにふるまう、そんな存在です。なので、目を離した隙に、日本からアメリカに行っていた(実際には、消えて、また発生した)ということもあり得るわけです。

     ジャックは自覚のあるNothingOneの申し子なので、この世界の事も知っています。
     なので、あまり個人の生き死にには干渉しません。干渉するのは、N-Oかかわりがメインで。あとはまぁ、結構付き合いがいいので、見つけたら付き合ってくれる感じで。

     初期設定としては、「過去に、何らかの機関がNothingOneを研究中、その“門”を開くために犠牲になった少年」でしたが、現在の物語上ではそんな話の欠片も出ていないので必要のない話なのかと思います。

     その世界は終わっても、世界はジャックを覚えていて、他の世界でもジャックを再生し始めます。
     そんななかで、もしかしたら「人工ジャック」を作ろうとした者が居たのかもしれません。
     その犠牲者が、サキュの元となった女性なのかもしれません。

     それでも、その世界ももう消えて、今はサキュは淫魔として、よくジャックにちょっかいを出しています。

     そして、その何度も繰り返すジャックとサキュの関係に、たまたま生まれたのが、今回の世界の「ノイエン」なのかなぁ……と。

  • 第六百八十七回「もう10月ですよー」

     というのが「設定」かなぁ……と。

     これをどう物語に絡めるか……うむむー。
     いや、チャットで鋭い指摘の「で、サキュはどう絡むんですか」とか言われたので。

     ……話書いてると、全然サキュ入り込む余地ないんですよ……。(泣)

     まぁ、上の設定も全部「好きなようにジャック・インザパンドラを書くための、舞台装置」なので、都合が悪くなれば変わります。

     オリスパでのクロスオーバーでは、一応「NothingOneの海」は別の世界で、ジャックたちはそれがほんの少しだけ重なったので存在している、というようなイメージで書いています。

     まぁ、あれです。

     結局は、私は人情話が書ければそれで満足なのですよ。(わらい)
     ……とかで締めくくると、サキュが可愛そうなので、がんばるかー。

  • 第七百四十八回「タブレット新調」

     ナッシングワン・アリスについて。

     ジャックの物語に時々現れる少女。

     ナッシングワンというものがそのまま擬人化したような存在。

     でも、それは擬人化ではなくて、かつて、今のナッシングワンの海に世界が沈む前。
     ノイやサキュや、ジャックですら生まれる以前。

     “彼女”が“NothingOne”の起源なのです。

     「その研究」は、「なんでも願いを叶えるモノ」をつくる研究でした。
     「なんでも願いを叶えるモノ」。すなわち、「カミサマ」です。

     結果は知っての通り、なんでも願いを叶え続けた末、森羅万象、すべての願いを食い潰し、それでもさらなる願いを望む「なんにでもなれる、なんでもないもの」――“NothingOne”となりました。

     しかし。

     最初。最初期は。
     “彼女”――NothingOneAliceが願いを叶えていました。
     すべての人の幸福を。
     すべての人の願いを。
     すべてのモノの願望を。

     すべてすべてすべて。

     すべて叶え続けて。

     ふと、NothingOneAliceは思いました。

    『私の願いは、誰がかなえてくれるの』

     と。

     私は一人。
     私は独り。
     私は誰でもないひとり。

     そんなとき、ふと。誰かが問うたのです。

    「あなたの幸せは、なぁに?」

     アリスは答えられませんでした。
     はじめてでした。自分の望みを問うてくれたモノは。
     だから。

    「あなたも幸せだと、私も幸せだわ。だから――」

     だから。
     ああ――だから。

     “自分”の次は――この“無限の牢獄”の、次の“人柱”は。
     他人ばかりが幸せとなって、“私”はここに取り残されるだけ。
     嫌だわ。
     嫌だ。
     嫌――。

    『わたしの ねがい は』

     思う。
     嫌だわ、と。

    『幸せに みんなの願いを 叶えること』

     嫌なのだ。他人にこんな苦しみを与えるなんて。
     彼女を人柱にするなんてできない。したくない。
     次などいらない。“私”だけで充分だ。

     だから。

     人柱アリスは言う。

    『私を願ってくれて、ありがとう』

     ――
     ―

     まぁ、そんなこんなで。
     以後はただ純粋に『他人の願いを叶えるだけ』の存在になってしまいましたとさ。というお話です。
     めでたくもあり、めでたくもなし。


画像


シナリオ

リンク

情報

2012-07-08

  • 姉のサーキュレット・サキュバス。略して姉バス。

2012-07-14

  • ちなみに、パンドラは発音すると「ぱん、どーら」的なところでよろしくお願いします。

2012-08-04

  • じゃっくん髪色どうしよう。普通に茶色かなぁ。
  • ロボというか呪霊機みたいのに。その土地に精霊がいなかったら、ノイエンが変化。
  • ああ思い出した。武装錬金でこんなかっこした人がいた。
    • キャプテン・ブラボー?
  • ちなみに中は、上半身ぴっちりに、半ズボン&スパッツ。<J
  • サキュの飛行音はドドドがデフォになってしまったか……。
  • んー、基本白統一でいいかなぁ。
  • ちなみに、ツヴァルは胸の穴に手ぇ突っ込んで、引きずり出すと背後に現れます。
  • 盲腸のときの傷跡がこんなにくっきり……。
  • 怪盗キッドにならないように、帽子のデザインに気を付けないと……。

2012-08-11

  • あ、ちなみにじゃっくんの戦闘BGMはジャズ風。結構処刑BGMのノリで。
  • 『汝は何を望むや? 我は誰ぞ……』
    • 『さあ、願いを言え……』の方がいいのかもなぁ。
    • シェンロンっぽく。
  • ナッシングワンさんは、他人の願いを叶えてその人の欲望をすべて奪い取ってしまうので……ダメです。
  • 好きな男の子にちょっかいを出す。完全にエネミーですね。疑いようがありません。

2012-08-19

  • 姉バスは計算してカラ回るタイプ。妹バスはぶりっ子に見えてド天然の食虫花タイプ。
    • 命にかかわるタイプじゃなくて良かったです。
    • まぁでも、食後はご感想を述べるタイプなので、ほぼ間違いなくトラウマ植え付けるんでしょうが……。
  • でも、姉はああ見えてヘタレですからね。ええ、わかりやすいところで陸美さんくらいに。

2012-08-26

  • あと、たぶんジャックも気を感じられる。

2012-09-23

  • 本編のどこかで使わなきゃならなくなっちゃったじゃないか。
    • というか、このヒト、ドドドドドって飛びつつも、ほーっほっほっほって高笑いしていそう……。
  • ちなみに、サキュは耳が弱点。
    • じゃっくんに耳を「はむっ」とされると死にます。
    • あ、淫魔なので死んでも復活しますが。
  • あー、いえ。淫魔姉妹は「向こう側」つまり、あの世へ帰ることが目的なので、現世にいる以上、死なないのですね。
  • ライジンオーより小さいくらい……?
    • でかいな。違う。
    • 三階建の校舎くらい?
    • 暫定18mで。あとでビルの大きさとかから逆算します。
    • ついでに、ツヴァルは召喚時にある程度大きさ変えられます。

2012-11-18

  • 色的にはパッションピンクの操縦席内。仮に見えてしまってもセーフな配慮。

2012-12-02

  • ありますよー、姉にも。
  • んー、妹はピンクを想定。ピンクは淫乱。
    • ネクタイと、髪の色の違い程度でいいかと思うのですが。
  • あ、姉バスの角は「つるん」としてます
    • 節目はないのですよー。
  • んー、ホントは赤一色だけど、可愛くないのでギアスっぽく赤入れてもらって、
    • 姉がスカイブルーで
    • 妹が……何にしよう
    • 強めのパッションピンクだと、浮きますかねー。
  • ああ、そうか。サキュバス姉妹は、青っぽいピンクと、赤っぽいピンクなのか……。なるほど。

2013-03-16

  • 第六百五十八回「スパロボUXー」

     絶望的に君は綺麗さ~♪

     改めて聴いてみて……。ああ、確かに歌詞がジャック・インザパンドラですね。盲点と言うか新発見。
     「ZERO ゼロ」の「この闇は豊かなやがて始まるゼロ」とかいう歌詞は完全にNothingONEですしね。

     というか、ジッャクって「実家(無)へ還ろうとする嫁さんをどーにかして止めてる」物語だなぁ……。

2013-03-16

  • お姉ちゃん、基本的にゴーレム使役するか、妹ロボに融合するだけなのですが。
  • ポルノマリスもたぶん桜っぽい土くれ色。
  • ツヴァル(素)「灰」妹ロボ「ピンク」カゲトラロボ「紫」

2013-03-23

  • 第六百五十九回「いろいろ書きましたー」

    なお、ジャックもラスボスに対して、「自分が消えて全てなかったことにする」という選択肢も考えますが、仲間にいるノイに「じゃっくん。二度もお姉ちゃん泣かしたら、ノイさすがに許さないかもー」とか釘を刺されるので、それは無しの方向でみんなと戦ったりします。

2013-06-16

  • 他人事だとキザっぽくなりますね。自分事だと、避けようとしますが。
    • 今回は通りすがりなので他人判定。

2013-06-30

  • ジョー・羽田氏
    • 採用。
    • 羽田・定氏
    • (はた・さだし)
    • 組み替えて、はたしじょう
  • 超迷った結果。
    • 男に
    • 女子の妖刀使いも、いいなーって、思うけど……
  • 何かしっくりこない字面・・・
    • 妖刀・恩切と羽田定氏
  • というか、見れば見るほど定氏がBLヅラなんだが、どうしたものか・・・
  • 角っぽい何か。
    • からませやすいように、ちょっと細工をしたのさっ(あざとい)
  • あー、病弱イメージしたので、なんとなく伝わってますかねー
  • あ、対の妹ポジキャラ作れば、いろいろと解決か。恩切も対の妖刀でした的な。
  • 誰だよ私の思考よんで「いもこ」とか書いたのッ!!
    • 大野井モコ(仮)と名付けよう。

2013-07-07

  • 長いけどボリュームはないので、その程度で正解かと。長さも、今見えてる程度。
  • まー、たぶん濃紺だとは思うのですが、
    • 塗ったら違うとか多々あるかなーとかそんな感じです。はい。

2013-07-28

  • ゴゴゴとか、モ゛モ゛モ゛とかも似合う
  • 赤らめたッ淫魔なのに赤らめたッ。分かってらっしゃる!!
  • 暗い色のビキニという、攻めてるのか、引き気味なのかわからないチョイスが、実にサキュ。

2013-08-04

  • サキュのポロリ防止用シャツ止め(黄色いやつ)まで描いてくれるとは……。

2013-08-11

  • 伸縮自在だと思ってください。(今作った設定)
  • シャツinとシャツoutで迷ってる・・・

2013-11-17

  • いや、最終形態のナッシングワンに負けると、とその世界が消えます。
  • まぁ、ジャックは別の世界でまた何もなかったように生まれるけど。
  • 青髭は、安定状態になったので、ジャック管轄じゃなくなった感じで。
  • そういう意味では、勝敗は関係ないっていえば、関係ないですね。
  • でもまぁ、そこに生きてる人たちもいるわけなので。
  • 全部の世界は、人間含めてナッシングワンで構成された、今の世界のようなものです。
  • まず、ナッシングワンの世界があって
    • 失礼。ナッシングワンの海
    • 斜線部が、再生された宇宙。
    • この、犬のうんこの寿命が三億年だったとして
    • 中に生きる生物は、当時の物理現象の中に行きます。
    • 間違い。生きます。
    • スタートはN.O.が「また何かになりたいな」から始まるのですが、その後は、再生された側任せです。
    • ええ、突然中世から始まったりもアリかと。
    • いえ、基本宇宙単位です。
    • いろんな宇宙をN.O.が食いつぶして回ったので。
    • で、この犬のうんこ。
    • 崩れて消えたりします。
    • 基本、変わらないのですが、いったん崩れると、消滅までが早くなります。
    • 犬のうんこと言いましたが、この「崩れる起点」となるのが、「最終形態のナッシングワン(物理)」なのですね。
    • バクテリアのようなものですね。
  • そんな感じなので、ジャックたちにとって、勝敗は関係なく話は進みますね。
  • でも、一話分の登場キャラ達にとっては、実は世界の存亡をかけた戦いだったりしています。
  • まぁ、本筋は、そんなジャックが恋を知る、とかいう話なのですけどね。

2013-12-01

  • ジャックが憑依させるのは、基本「霊」であって、神は対象外、と言うのはありますね。
    • 曖昧なものもありますが。
  • なので、ジーザス・クライストの「霊」もやる気になれば降ろせますが、あれは使いどころがどうしようもないのでたぶん降ろしません
  • ジーザス自身は威霊だと考えますが、後の人々が利用した、ジーザスは、また別の何かだと思うので。

2013-12-08

  • ナッシングワンでできないこと。
    • 1.時間の巻き戻し(再現は可能)
    • 2.二つの世界を融合させる(両方壊して再構築は可能だけど、両方の記憶は持たない)

2013-12-15

  • (……しまった。サキュ生足だった……)
  • 長いです。むしろ触手扱いです。
    • リトが渡辺さん以外ほぼ知りませんが、ジャックに触らせるとアカンことになること請け合いですね。
  • Jackとサキュが前例となって、次の世代から「二人の要素を受け持った申し子」つまり、子供も生まれるようになります。
    • あの世界での、アダムとイヴのようなものですね。いやー、素敵素敵。(笑)
    • あの世界で、ではなくて、あの世界が終って、次再生されるときの話。
    • あの世界では……まぁ、作る気になれば作れるかと。その世界限定で。
    • まぁ、本編関係ないので。
    • あれですよ。アラドとゼオラの子供が居たら、とかいうifの話なんだけど、親が居なくて、子供だけが二人分の役割もってそこに居る、みたいな。
  • まぁ、死ぬかどうか、という意味なら、
    • 世界が再生されたタイミングで再生されなければ存在しない。再生されたら死なない。でしょうか。